ある夜・・

 
 
 

Zzzz・・・

 
 

 
 
 
 

ぱあぁぁぁ・・

 
 

 
 
 
 

Zzzz・・・・ハッ!?

 
 

 
 

・・・欲にまみれる者よ・・

 
 
 
 

・・あ、あなたは・・?

 
 

 
 

・・・私は・・天使・・エンジェルミート・・

 
 
 
 

・・・あなたを・・ずっと見ていました・・

 
 

・・・

 
 

 
 

・・もう・・よいのですか・・アヴェンタドールは・・

 
 
 
 

・・・アヴェンタドール・・好きです・・でも・・

 
 

 
 

・・欲深き者・・何を望むのです・・

 
 

・・・ケ、ケーニッヒ・・・

 
 

 
 

・・それは・・苦しい試練になると知っていますか・・

 
 

・・はい。知っています。古いケーニッヒは未来永劫、維持が大変です。

 
 

 
 
 

・・背負う者よ・・なぜイバラの道を行くのです・・

 
 
 
 

・・人生は・・一度です・・ボクは死の間際に言いたい。「オレは確かに生きた」と。

 
 

 
 
 

・・引き返す事はできません・・よいのですか・・

 
 

・・はい。その試練を乗り越えるため今よりもっとがんばります。

 
 

 
 
 

・・汝、健やかなる時も病める時も貧しい時も・・キングとして、会社を、すべての関わりのある人々へその命ある限り真心を尽くすことを誓いますか・・

 
 

・・はい・・・誓います。

 
 

 
 

・・・今。魂の契約が・・成立しました・・

 
 

・・・

 
 

 
 

・・・汝・・求めよ。さらば与えられん・・

 
 

・・・

 
 

っていう夢をみたんや。

 
 

ふうん。ついには夢で神頼みか。君も落ちたな。

 
 

それがさ・・そーんな都合よく出物なんて・・って思うじゃない。でもさ・・あったのよ・・理想のまんま・・560SELケーニッヒ。

 
 

え?

 
 

しかもさ、買い手付く直前だったのよ。

 
 

えぇ?

 
 

もうオレのもんや。

 
 

えぇ。都合よすぎるだろぅ

 
 

コレな。
 
 

Are you DQN!?

 
 
 

 
 

・・・

 
 

で、どこで手に入れたんだい?

 
 
 

うむ。サンタモニカビーチに夕日が沈む頃、スタバを出たオレはふと空を見上げた。さっきまでの澄んだ青空に、突如空を裂くような雷鳴が轟いた。雲が割れ、そこに光と共にスリーポインテッドスターがあった。人知を超越した力がオレに語りかける。王よ、ケーニッヒよ。現世に帰還せよ。真の王亡き現代の民を正しく導くのだと。なんということだ荒野に花を砂漠に緑をもたらすのは他でもないオレだった。陸・海・空のうち、オレは陸王に。その証明としてケーニッヒを授けると。そしてオレは神々しい光を見た。それと共に純白に輝くケーニッヒが舞い降り

 
 

で、どこで手に入れたんだい?

 
 
 

あ、うんヤフオク。

 
 

 
 
 
 

と、いうわけで次回からケーニッヒベンツ購入記シリーズ開始!