今日はケーニッヒベンツの状態を見に行きますた。

目下解決すべき課題は「ホットスタンバイ時、エンジンが再始動してくれない」というものです。

その原因として、セルを回しても燃圧が上がらないという症状が認められました。

解決策として、タンク洗浄から燃料系リフレッシュをしてもらいましたが、アイドリングなどの安定には寄与するものの、根本的解決には至らず。結果的にフューエルアキュームレーターを新品に変えたことにより、問題が解消された模様です。

参考

 
 

久々にケーニッヒベンツと対面

 

これ以外にも、ミッション変速タイミングの調整、ブレーキ鳴き解消(ディスク研磨)などを行ってくれました。

早速試乗してみます。

 

うーむ。素晴らしいですね。当初は引っ張らないとシフトアップしないヘンテコな変速タイミング、足回りからバキバキの異音。走行中のエンジンストール、不安定なアイドリング、再始動しないエンジン、ハンドルぶれ、などなど。まさにポンコツ型落ちベンツを絵に描いたような存在でしたけど、今はこれらすべてが解消されています。

ベストタイミング、かつ瞬時に変速するミッション、安定したアイドリング、無音の足回り、スムーズなステアリングフィール、一発再始動するエンジン。少なくとも安心して中距離走れるレベルにはありそうです。

このように整備がしっかりなされていれば、ベースとなるw126型はゲテモノエアロでも極太タイヤでも、30年の時が経過して尚も破綻しない強い設計であったということです。現に、この状態になる前は走行中に分解しちゃうんじゃないかって不安があるような走りでしたけど、整備後の今は一つの塊のように走ってくれます。

 

しかし機関系はこれで終わりではないです。未だエンジンの微振動が認められるため、エンジンマウント、ミッションマウント、ディスクジョイント?を次回整備をお願いしようかと思っています。既にこれらマウント系は限界点を超えているっぽいです。その後、インジェクターノズル×8本を新品に交換。ここらで機関系整備を一旦ストップし、サンルーフや内装に注力しようかなって思ってます。ま、どうせ思った通りにいかないだろうけど。

 

今んとこ、もろもろ整備をやってくれている看板なき整備屋さんには満足。というか感謝のレベル。純正パーツは相当安くしてくれるし、工賃もめちゃめちゃ良心的です。そしてなにより良いのが、やっつけ仕事はせず、問題個所を完璧に治してくるとこです。どうせボクの事ですから、長い目で見ればエンジン、ミッションのOHは当然のこと、細かいすべての部分に手を入れていくことになるでしょう。両者の信頼が続く限りこの整備士さんにお願いしていこうと思います。

 

さて、内装のウッドパーツの再生中でして、ドア周りは・・

 

この通り殺伐としています。

 

でもいいんです。機関系は看板なき整備屋さんによって再生を遂げつつあり、死んでしまっていた内装ウッドは東海のリペア職人により一個一個息を吹き返しています。

 

このケーニッヒベンツが完成と呼べるのは何年も先になりそうですけど、階段を上っているようなこの感覚は今までのカーライフにはないものです。それが良いのか悪いのか。実はオレ、既に終わりなきレストア地獄にいるのではないかって。実は現代の完成されたクルマでヒャッハーしてたほうがよっぽど幸せだったんじゃないのかって。どうであれ、前を見るしか選択肢はないでしょう。