アヴェンタドールの暴走行為からスーパーカーオーナーを分析してみる

 
 
 
この記事は旧ブログから移行したものです。2017年10月27日wrote

 
 
 

まぁ危険運転がどうとか、人のことをとやかく言える身分ではないので、そういう類の話ではないです。

 

先日、恵比寿でE43に乗ったまま、人生とは何だろうって考えながらぼーっとしていたところ、後ろから甲高い音がした。この音は「絶対パワクラ装備のアヴェンタドールやろ!」って振り返ったらやっぱりそうだった。

 

ちょうど学校の終業時間で、子供とかママさんたちが多くいる通りの中で、驚いたことに加速を始めたんすよね。めっちゃめちゃ回転ひっぱってる+パワクラだから、恵比寿通り越して渋谷まで聞こえるんじゃないかってくらいの高音っすよ。

 

通りの一般車がびびったようでみんなブレーキングするじゃないっすか。それでも加速してくもんだから、どーなっちまうんだろうって見てたら、更に驚いたことに、空いている反対車線を走り始めたんすよ。逆走ってやつっすね。

 

ハタから見てて、死ぬ死ぬー子供が死ぬー。ってドキドキでした。しばらく音はしてたけど、とりあえずボクが知る限りでは事故はなかったようなので、ほっと胸を撫でおろしました。

 

もともとボーっとしてたわけですから、そのまま目の前の出来事について考えました。

 

ボク調べによると、ディーラーからのアヴェンタドール購入者の属性は、1番:企業経営者 2番:資産家 3番:医師など 4番:企業役員など、エンタメ系、士業となります。それについて、過去数年間にわたりボクがお会いしたランボルギーニのオーナーで属性を分かっている人を羅列してみると、見事に1番、2番、3番までが一致し、そして圧倒的に1番の企業経営者が多いです。

 

となると、巷を走っているランボを指さして、あなた何者!?って聞けば、経営者に当たる確率がもっとも高いということになります。

 

そしてどのレベルの企業かを推測します。アヴェンタドールの車両価格は4000万~7000万ほどの振れ幅となります。ボク調べによると、企業経営の購入者のほとんどは信用買いということなのでローンの利用です。資産家系はキャッシュが多いのかもしれません。特にランボルギーニファイナンスが提供しているローンは金利が安いので、いくらキャッシュを持っている人であっても、低い金利であれば、キャッシュは手元に残し、信用で買うという方法に流れるでしょう。特に企業経営者であれば、手元に残したキャッシュをローンの利率以上で運用するなんて朝飯前でしょうから。

 

ランボルギーニファイナンスの審査は厳しいか緩いかは分かりません。融資額が大きいのでビビりがちですが、もともと担保価値が高い商品なので、思ったより簡単にイケたっていうケースも多いでしょう。ボクが何度も言う、「ランボオーナー=金持ちという図式は成り立たない」というのはこういう事です。

 

ローン審査のポイントは会社の売り上げや利益の額というよりは、継続した黒字であることと、成長が続いていることが重要視されると推測します。逆に前期、どかーん黒字、今期赤みたいな、不安定な波を作る企業は厳しい傾向にありそうです。設立は少なくとも4年か5年以上は必要でしょう。そして車両価格から推測しても売り上げは数億規模あるといいと思います。

 

そして大体数億規模の会社経営者であれば、一人で事業を営んでいるというケースよりは、従業員さんを抱えて活動しているケースのほうが多い気がします。

 

そして更に年齢層を考えてみます。ボク調べによると、ディーラーからの購入の中心層は40代半ば~後半と50代の男性となります。30代は少数派で、20代はもっと少数派です。ちなみにボクは30代なので少数派にカテゴライズされます。いぇい。

 

というわけで、確率論からすると、”ランボルギーニ溜まり”に石を投げると、売り上げ規模数億以上、設立4年、5年以上で、従業員を雇い、安定した黒字を出している、年齢40代~50代の男性経営者に当たる確率がもっとも高いとなります。

 

大体上記に示したスペックですと、一般的には、社会的地位が高いということになります。社会的地位が高いということは、社会的責任が一般の人に比べて高いということです。ボクの経験則ですと、社会的地位が高く、重い責任(社員、その家族、取引先を支える)が課されている方というのは、総じて目立つことを好みません。そして心にゆとりがあり、人との調和を重視します。

 

その真意は、”リスク”を恐れているからに他なりません。変に目立ったり、人を罵った場合のツケは必ずやってくるということです。彼らは、どこからのツッコミで会社そのものの信用が一瞬で崩れ去るということを経験から知っているんだろうと思います。

 

そう思うとですね、耳をつんざくどころか、切り裂かれるほどの爆音をたてながら、子供達の帰宅タイムの繁華街をましてフルスピードで逆走するという行為は、取りうるリスクの中でもっとも高いものとなります。自分の意志で危険運転をして、積み上げた信用と社会的地位を自ら捨て去るなんて人、普通に考えていないでしょう。

 

よって、暴走のアヴェンタドールをみかけた場合、社会的地位が高くなく、それはつまり、責任遂行能力がそれほど求められていない位置にいる方であると確率的に予想できます。そしてこれはアヴェンタドールオーナーの中でも少数派ということです。

 

ふぅ。ようやくたどり着いた。こんな意味不明な記事呼んでくれた人いるのかな。

 

ようは何が言いたいかというと、一台のアヴェンタドールの暴走を見て、すべてのスーパーカーオーナーを危険ドライバーって見てはいけないということです。

 

ボクのこの推測が正しければ、ほとんどのスーパーカーオーナーは、謙虚で人当りがよく、利他的であります。

 

ボクもそうありたいし、でもアヴェンタがあればドヤったりもしたい。まだまだ未熟な位置にいるなぁと思います。あぁでも、この衝撃的な暴走行為を見て、マフラーの改造はしない方向にしようと思いました。アヴェンタV12エンジンにパワクラマフラーは承認欲求の域を超え、殺人的咆哮です。

※すべて推測値です。
 特定のデータに基づいた話ではありましぇん。ボクの戯言レベルということで。

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