カメラ見に行った。虚無を感じた。

先日ヨドバシカメラに行った。息子たっちゃんの空手試合を取るための望遠レンズでも調達しようかと。しかしたくさん陳列されてるのを見てると、段々買う気が失せてきた。どうせ買っても新しいの出るし、じゃぁ中古でもいいじゃんって。結局何も買う事なく帰宅。

以前はカメラにもクルマにもすごいハマってたし、新型が出れば情報を追ってたけど、どうにも気持ちが盛り上がらない。そういえばカメラ業界はだいぶ苦しいと噂に聞く。売れないって。まぁそりゃそうだよな。何か革新的な機能が出るわけでもなく、既存のアップデートで何十万ですって言われても触手伸びないよな。スマホは実用充分なレベルにまで来てるし、ハイアマチュアでもない限り、大きなコストを割いてまでカメラ機材を調達するという流れには今後もなるまぃ。なんせcanonのミラーレスレンズが一本30万越えってな。いやもぅ・・。

こういう流れはクルマ業界でも同じだろうな。バンバン新型出してもユーザーがそれに追従するかって言われるとまったく違う。今はユーザー目線の商品開発とゆうよりは、去年より今年は成長していなければならないという株式至上主義の上での使命。つまりユーザーよりも株主のために商品作ってるようなもんさ。そういえば借りてる駐車場。ひと昔前はアヴェンタドール、フェラーリだらけだったのが、今じゃ閑散としちゃってる。そんで中古車市場見れば乗られないスーパーカーが溢れてるってな。アヴェンタドールの中古は更に増えて150台に迫る勢い。限定車も当たり前のように売られてる現実。少し前のブームは一体なんだったんだろう。

もうカメラもそうだけど、高額商品は大量生産しちゃダメだな。欲しい人に受注生産でのみ受け付ける。そうじゃないと誰にも必要とされないものを情熱持って作ってる事になっちゃう。だってさ、市場に溢れた高額カメラも中古車も、買い手がいなけりゃただの鉄くずだもん。エンジニアもセールスもマーケッターも、必要とされないモノに人生の大半の時間を費やすなんて、寂しいもんだろ。時代は変わった。経済はコンパクト化したほうがよろしい。そんな事思いながら、次はどんな商品作って売ろろうかなって悩むんだ。あぁ資本主義に飲まれてゆく。あぁ80年代に生きてみたい。

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