今日はスパカオーナー宅に遊びに行きました。

先日記事で上げたO氏のところです。

彼はケーニッヒコレクターです。現時点で5台のケーニッヒを持っています。ボクが持つ白ケーニッヒを作った張本人でもあります。彼の持つコレクションを見ていきましょう。

 

560SEC コンバーチブル バージョン1ケーニッヒです。迫力はんぱねえっす。

 

まぁ・・見事な仕上がりです。完璧にオールペンされ、幌も新品同様です。高価なフロントリフティングシステムまで装備。アルミは本国ケーニッヒで製造された18インチBBSアルミですね。間近で見ると迫力はんぱないっす。

 

とりあえず買っといたというアヴェンタドールSV。ケーニッヒヲタのボクとO氏ですから、このあたりは流し見するだけで終わります。

 

こ、これは・・希少中の希少ですね・・。500SLでしょうか。SLケーニッヒなぞめったに見れるものじゃないです。しかも完璧なコンディション。

 

エンジンは560シリーズのM117が移植されているようです。はんぱねえな。

 

内装は赤。よくまぁここまでリペアしたもんだぜー。

 

国内にも知っているだけで数台は現存しているようです。SLはノーマルでも価値が高いですから、これこそ資産ですねぇ。うまやらしー。

 

SL用のケーニッヒエアロなんてどう探しても見つけられないだろうな。

 

いやー見事なフォルム。狂ってるとも言える。これを生み出した時代そのものが狂ってたんだろうな。

 

続いてロールスロイス・ゴースト。4ドアのロールスの中でも乗りやすいモデルですね。これはボクも欲しかった1台。

 

乗り込んでみる。深いです。なんてゆうか、深いんです。クルマの中に深く座り込む感じ。守られた感じがします。

 

後部座席は当然ゆったりしてます。フロアマットがふかふか。

 

娘イッチーはロールスを気にいってましたねぇ。すまんけどウチはアルファードだから。

 

しかもこのロールス、マンソリーフル装備です。エアロだけでも600万とか。

 

そしてV12 AMG S65。

 

これもフルマンソリーです。

 

V12の音はすごいっすけど、なんだろうな、現行のベンツって電子制御されてる感があるんすよって当たり前なんだけど露骨というか。しかし乗りやすい。長距離移動はアルファードより断然こっちのほうが快適だろうな。

 

ほいきた。ケーニッヒ バージョン2エアロを装備した560SECキャラットコンバーチブル。

 

これはターボ仕様にチューンされてます。エンジンルームぎっしり。

 

これ、完全にハンドメイドだね。このクルマ用にすべて作られたような感じ。

 

内装も完璧にリペアされてます。これっすね、内装が象牙なんすよ。w126ベンツって独特の匂いがあるじゃないですかレザー特有の。でもこの象牙はそれとは違った香り。

 

このシート、ふっかふか。手に入れた時は劣化がありましたが、リペアしたそうです。象牙を治せる職人を探すのが大変だったようです。

 

SECのコンバーチブルはメーカー純正では設定がありません。当時、キャラット社が独自でラインナップ(SGS?に委託?)していたようです。彼が持つケーニッヒはすべてキャラットなんです。その中でも希少なコンバチを何台も持っています。

 

コンバーチブルだと強度はどうなの?って思いますが、しっかりと補強が入ってます。乗ってもボディの歪みは感じないそうです。

 

計器類。ナビの枠も実はオリジナルカスタムってワケじゃなくて、キャラットの仕様らしいっす。

 

ケーニッヒは欲しいと思っても手にできるものでもありません。ケーニッヒヲタはマイノリティな存在だけど、その多くが熱狂的なので市場に出るモノはほとんどありません。あっても微妙なモノばかり。彼の下にこれだけのケーニッヒが集まるのは長年、至るところにアンテナを張っているからですね。

 

彼の自宅にお邪魔しました。とりあえず子供達にはTVでも見せておきます。

 

ため込んだケーニッヒの整備記録。総額で8000万いくんじゃないかってとこらしいっす。まぁ・・わかります。ネオクラベンツのレストアってマジで終わりがないです。やろうと思ったらどこまでも。

 

彼はいろいろなショップの情報を持っていました。ショップにより得意なジャンルが分かれていて、うまく使い分けているようです。しかしそうなるまでに失敗もたくさんあったようです。品質に満足いかなくてヤキモキしたことも。ボクもそういう思いをたくさんしましたが、彼はそのずっと上を行っています。彼は今までずーっとケーニッヒをやってきたけども、語り尽くせる仲間はいなかったと言いました。超少数派マニアカーですから、しょうがないといえばしょうがない。ケーニッヒ乗りは永遠に孤独ナリ。

 

スパカオーナーは高級時計が好きな傾向がありますね。これはこれでディープな世界なんでしょう。ボクはやっぱりGショック。

 

いろいろお土産をもらいました。とてもとても有意義な時間でした。ケーニッヒヲタを巡り合わせると話に終わりがない事が分かりました。しかし一般ユーザーの視点でここまで同じクルマに対して語れる。素晴らしい事です。今回の時間を持てた事で、ボクにとっては大きなメリットがありました。白ケーニッヒのレストアでどうしようもない時に、彼の協力が得られるようになったことです。

ボクとO氏。例え同じクルマ好きであろうとも、嗜好にはまったくと言っていいほど違いがあります。彼はクルマにスピードを求めますが、ボクはそのままを求めます。大排気量にターボ、強化ブレーキ。彼は30年前のケーニッヒに現代車を余裕で追い越すポテンシャルを与えましたが、ボクはあえてノーマル化の道を進んでいます。クルマは個人個人の楽しみ方があるということですね。

 

帰りにサルバトーレでピザを食べました。たっちゃんにどのケーニッヒが欲しいと思った?と聞くと、「全部。」

 

イッチーは「ロールスロイス」と答えました。理由は「お姫様みたいだから。」悪いけどウチはアルファードだから。ちなみに妻マッキーは「NBOXが一番よ。」

 

というわけで、スーパーカーオーナーインタビューシリーズでした。

他のシリーズはコチラです。

 

ではみなさまぁ

 
 

ごきげんよう。