w126 560SEL ケーニッヒベンツ。板金の是非
週末は白ケーニッヒの板金の打ち合わせのため、blowに行ってきました。
板金屋さんが状態確認に来てくれました。
[clear]話の前に少し走らせました。数カ月ぶりかなーハンドル握るの。
いやーいいね、まっすぐちゃんと走る。機関系は調子良い。あとはアイドリング時のエンジンの微細な揺れが治れば完璧なんだけどな。
[clear]さて、板金職人さんと状態確認開始。こうやって見るとキレイなケーニッヒじゃないですか、でも・・
[clear]うーん、サビ汁・・
[clear]ここも・・。少し放置するだけでサビが進行してるな・・。
[clear]ドア部分。ここが一番大きな割れ。これ絶対中もサビてるよね。
[clear]うぇぇ。穴空いてる。
[clear]指すっぽり。
んで、板金職人さんの第一声。
[fontsize size=”9″]「あまりやりたくないです!」[/fontsize]
だよねー!わかるよー!
とりあえず話を進めていく。この職人さんはケーニッヒの製作実績を持つ人。
考えうる選択肢は二つ。
[fontsize size=”8″]一つ目の方法。全部剥がしてサビを取る[/fontsize]
要はフルレストアに近いですね。この場合、サビは取れるかもしれないけど、そもそもエアロをキレイに取り外せるのか疑問。なんせこのケーニッヒは部品取りのケーニッヒ車両のクオーターパネルから切り取って移植しているクルマ。作業工程は未知数。
ちなみにこの方法を行うのであれば、「引き受け不可能」とのことでした。
[fontsize size=”8″]二つ目の方法。既存のサビを補修してオールペン[/fontsize]
これは現状目視で確認できる割れ、サビを補修してオールペンでキレイにするというもの。ボディ内側にまで侵食したサビはサビ止め剤の注入で進行を止める。つまり可能な限り現状を維持するっちゅうもの。この方法でのみ「引き受け可能」とのことでした。
幸いな事に、この白ケーニッヒは割れが思ったよりも少なく、状態は悪くないと言います。おそらく補修で治るが、2年スパンでサビは出てくるので小まめな補修が必要だろうとのことです。
[fontsize size=”8″]何故板金屋さんはケーニッヒを嫌がるのか[/fontsize]
素人視点ですみません。ケーニッヒを治して!って板金屋さんに言うと、大抵は渋い顔です。もちろん作業が大変なのは想像にたやすいですが、そこまで渋る理由ってなんだろうって。それを直接板金職人さんにぶつけてみました。答えは簡単でした。ようは、
[fontsize size=”6″]サビた旧車はレストア屋さんの範疇[/fontsize]
ってことです。レストヤ屋さんと板金屋さんって全然やる事が違うらしいですよって当たり前か。レストア屋さんって何から何まで付きっ切りでやるもんね。板金屋さんは文字通り板金。数こなしてナンボなワケですから、ケーニッヒみたいに付きっ切りにならないとダメな車両はそもそも投げ先が違うって事ですね。合点がいきました。今まで話をした板金屋さんにごめんなさいと言いたい。
と、いうわけで、「できる範囲で引き受け可能」とは言って頂いたものの、「じゃぁお願いします!」って容易に言えないところでもありますよね。
うーん、もう少し悩むことにする。
ムーンオートはどうでしょうか。アベ中古貨物の安部さんとも交流がありますし。