多くの車エンスージアストがそうであるように、自分も写真に対するこだわりはある。
もちろんその矛先は、写真を撮る機材にも及ぶ。
 
きっかけは車で、今はポートレートに主軸を移しているI氏の撮る写真を見て、心を打たれた。彼の作品は「記録」としての写真ではなく、「作品」としての写真。
 
撮りてえ。俺も撮りてえよ、そんな写真。
 

写真にはまる

そんなことで2010年の10月が自分にとってのターニングポイントになった。それまで所有していたCanonのEOS KissDigital Nを50Dに買い換えた。うん、王道だね。

2010年12月 イタリア街にて Canon 50D。レンズ不明

 
このころはサーキットにも行き始めたから望遠レンズで走行写真とかも撮ってたなあ。

2010年12月 富士スピードウェイにて(走行してない) Canon 50D。レンズ不明

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そして道を踏み外した2011年7月。

ライカとのファーストコンタクト

50Dをメインに使っていたものの、持ち運びはやっぱりつらい。なんか手軽なものがないかとカメラ系のサイトを「ネットの海は広大だわ」と徘徊する日々。
ちょうどそのころ、仲間に勧められて単焦点にはまっていた。そして出会ったLeica X1。

 
APS-Cのセンサーを搭載した24mm/F2.8の単焦点コンデジだ。そしてコンデジのくせして20万ぐらいする。
でも手軽なんで結構どこに行くにしろ持ち運べるし、何よりライカの味付けが自分にはすごい合った。

2011年12月 星の王子さまミュージアム Leica X1

 
とにかく出来上がる写真にも、どこにでも持ち運べるサイズ感にも心惹かれた。

からの、遠回りしてみる

コンデジでこれなら、本丸のLeica Mシリーズ(当時だとM9)はさぞかし素晴らしいに違いない。
 
でも。でもですよ。本体に100万近く、レンズ一本数十万払えるか、って話ですよ。Canonだったらフラグシップに大三元レンズ揃えられそうなレベル。
そしてネットの海で溺れそうになったときに、とっさに握ったのがFujifilmのX-Pro1。2012年の6月のことだった。
 
ライカマウント自体はその当時50Dから買い換えていた7Dでも使えたけど、X-Pro1のほうが味付けや思想が近いと感じたし、サイズ感もちょうどいい。
仲間が増えたよ!やったねみーとくん!

最初に選んだレンズはLeica Elmarit-M 28mm/2.8だ。ちなみに今だにこのレンズはヘビーユースしてる。
これまた撮ってて楽しいの。マニュアルフォーカスに単焦点。思った画角に収めるには自分で動かないといけないし、フォーカスに戸惑ってるとシャッターチャンスを逃してしまう。なんとエキサイティング!
 

松山市 Fujifilm X-Pro1+Elmarit-M 28/2.8

徳島県の阿波踊り Fujifilm X-Pro1+Elmarit-M 28/2.8

 
そこからはお決まりの沼だった。DR-Summicron 50/2をはじめ、Voigtlander Super-wide Heliar 15mm、M-Rokkor 40mmなど、比較的手が出しやすいレンズを買い漁ってた。海外出張の際も三脚と一緒に必ず持ち運びしていた。

六本木ヒルズ Fujifilm X-Pro1+DR-Summicron 50/2

NYC Fujifilm X-Pro1+M-Rokkor 40mm

NYC Fujifilm X-Pro1+Summilux 35/1.4

NYC Fujifilm X-Pro1+Summilux 35/1.4

 
すっかりライカの虜となっていた自分はとうとう決断することにしたのだ(後編につづく)。
 
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