ぜんせーです。

分かっちゃいるんだよ。みんなスーパーカーに興味があるんであって、ネオクラシックベンツなんてどうでもいいってな。でもしょうがないじゃんオレ好きなんだもん。この移り気な世界で普遍的なものを欲する。至って普通だろ?

それにアヴェンタドールとか現代スーパーカーのネタなんてそこらへんに溢れるほど転がってるんだから何もボクが発信する必要なんてそもそもないんだよね。どちらかっつうとオレは多くの人に見られるためにっていうよりは、自分の世界観でブログを書いていたい。分かる人だけ見てくれる、それだけで幸せってもんよ。

ちゅうわけでオレはスーパーカーよりもネオクラシックベンツが好きなんだ。もう自分に嘘はつくまい。というわけで今日は少しこのネオクラシックベンツについて語ってみたい。

 
 

ネオクラシックベンツとは

ヤングタイマーともいうね。呼び方はなんでもいいね。80年代から90年代の角ばったメルセデスベンツの事を指すんだ。
 

こういうのな。見た事あるっしょ。

 

こういうのとかな。

角ばってるフォルムに、オレンジウインカーが特徴的だろ。ボディはとってもガッシリしててね、30年近く経ってても余裕で足代わりにできるくらい確かな品質だよ。もちろんメンテナンスは必要だけど、スーパーカーみたいにパーツがバカ高いってこともない。オレが手にしたケーニッヒベンツみたいに程度悪いのは大変だけど、整備履歴がしっかりしてるクルマならさほど苦にならず乗れるんだぜぃ。もちろん好きじゃなきゃやってらんないと思うけどね。

近年になり、海外流出

いつの頃からか分からんけど、急に海外に流出が始まった。多分円安が始まった頃くらいかなぁ。海外ではこのネオクラシック系の人気が上がっていることに起因するんだろう。だって日本の中古車って超絶程度いいからな。海外からしたらお宝が眠る国。それが日本よ。

良質な中古車が激減

なくなったねぇ。ほんの少し前はパラパラと中古車市場に出てたけど、今じゃめっきりだね。業者オークションに出る事はまだあるけど、ほとんど海外業者が高値で引っ張ってってしまうって話だ。

AMGは更に激減

190、w124、SL、W126、いろんなシリーズがあって、それぞれに特別版としてAMGが設定されているんだけど、これが更に激減。ほとんど海外に持っていかれてしまう。80、90年代は世界でも最強レベルにあった日本の経済。高額なAMGのほとんどが実は日本に来ていたって話だよ。当時の金持ちってすごかったんだろーね。今は日本よりお金持ちな国が多くなり、それに伴いネオクラシックベンツ、特にAMGなんかは海外コレクターに重宝がられるね。実際ネットで見るネオクラAMGなんかはJapan importっていう文字が多いよ。みんな手放すなよおぃ。

もっとも人気が高いのはw124 AMG E60

間違いないね。
 

これね。ボクはW126が好きなんだけどさ、googleの検索数を調べると「w126」系のワードより「w124」系のワードは数倍の検索ボリュームを持つことから世間ではw124に意識が向いていることがよく分かる。程度が良いものは1千万以上はくだらない。でも台数はそこそこ出回ってるよ。数百台はあるんじゃないかな。日本にもまだ現存していて、ボクも持っている人は何人か知っている。みんな価値を知ってる人だから手放さないよね。

様々な希少モデル

例えばこれ、w124 300ceワイド 6.0ハンマーエンジン

相当希少だろうね。何台作られたかも分からない。ワイドブリスターフェンダーが特徴的。現存してるだろうけど、まず手に入らないだろうね。ま、オレはw126派だからw124へのこだわりはさほど高くない。でもあったら買う。

 

これは2シーターのSL。それのAMG。7.3リッターまで拡大されたアホみたいなクルマ。V12気筒。以前見た事あるけど、これももう手に入らないだろうなぁ。まぁオレ、2シーター好きじゃないからいらない・・でもあったら買う。

 

AMGじゃないけど。190Eのエボリューション2。これなぁ・・今じゃ1500万くらいまで価格上がっちまった。昔、手に入れるチャンスあったんだけど、ここまで価値が上がるなんて思ってもみなかった。買っときゃよかったよ・・。でもオレ、趣味で乗るのに、小さいクルマはあんまり好きじゃないのよ。190Eはちっさいのよ。

やっぱネオクラベンツはW126

ま、オレの感性押し付けだけどさ。やっぱw126だろ。ネオクラベンツといえばこれ。事実オレはw126ケーニッヒ、w126 560SELを持ってるよ。好きだねやっぱり。もちセダンのSELが好きなんだけど、AMGに至ってはSECクーペも好きだよ。

これな。ブリスターフェンダーがすごいよね。ケーニッヒには負けるけど、資産価値はケーニッヒはおろか、SELのAMGも優に凌ぐよ。おそらくネオクラシックAMGベンツの世界では頂点なんじゃないかなコイツは。事実、

世界的オークション、サザビーズでは近年・・3650万!で落札実績がある。ちなみにコレも日本物。もはやスパカ並みの価格。

 

なんでネオクラベンツごときがこんなに高値だって?この560SEC AMGコンプリート ブリスターフェンダーって50台くらいしか作られてないって噂さ。世界50台って超絶希少性高いけど、なんだか日本ではよくみかけた気もするよ。それは多分、もともと日本に多く入ってきた(オレの予想、デリバリのほとんどがバブル期の日本なんじゃないかと)のと、仕様(つまりフェイク)が多かったってものあるんじゃないかな。

いずれにせよ、この560SEC AMG ブリスターの本物を見かけたら・・現代スパカ、とりわけアヴェンタドールなんかより数千倍希少。後を追っかけるならコイツを追った方が幸せになれる。好きか嫌いかは置いといてぇー。ちなみにオレのケーニッヒも世界50台の代物だ。(SEL用ボディキットの生産が50セットのみ)。ま、ケーニッヒは限定にしたかったんじゃなくて、50セットしか売れなかったってことだけどね。

少量生産にこそ価値が宿る

30年経って急激な値上がりを見せたネオクラシックAMGベンツ。それは少量生産だったっていうことに限るね。近年の量産型スパカの特別版でも数千台を生産しちゃうじゃない。だから希少性が上がるってことはなさそうだね。スーパーカーにとって希少性は大事な要素だぜ。高額な買い物をして特別感得られないなんてキツイだろ。なんのためにがんばってきたんだってな。これからは完全受注生産なハイパーカーがそういう役目を担うのかもしれない。

ネオクラシック、現代スパカ。どっちもはイヤなんだ

性質がまったく違うからどっちがいいなんて比べられるようなもんでもない。ネオクラベンツは自分の満足度は高いけど、アヴェンタみたいに他を圧倒する力は持ってない。でも、数か月の間、ネオクラシックベンツと現代スパカ、両方持ってたけど、やっぱりオレはどっちかに絞りたい。あれもこれもってやってると段々全部がイヤんなってくるんだよね。自分が本当に好きなのはどっちで、それに意識を向けた方が長期的に見ると幸せになれるんだ。選択と集中ってやつよ。