ボクの白いケーニッヒの認証プレートが届いたんですけどね、そのプレートに、

body kits produced: appr. 50

って記載がありました。これは「SEL用ボディキットは約50セット作った」みたいな意味なんすけど、あまりにも少なすぎる気がするよ。だって当時ケーニッヒってたくさん走ってたんでしょ?世界50セットしか作られてないのに、そんなのおかしーやん。

ちゅうわけで、本国ケーニッヒ社に聞いてみたよ。
 
「やぁオリバー。認証プレートが無事届いたよ。ところで50セットしか作っていないと書いてあるが本当かぃ?」
 
オリバーはスグに返事をくれた。

Nice to hear - thank you.
~ 一部省略 ~
Kits for SE/SEL were not as popular as for the SEC at that time.
That´s the reason why we gave up the molds for the parts quite long ago

そうさ。SE/SEL用のボディキットはSECに比べて人気がなかった。だから私たちは型(エアロのマスター型)をずっと昔に廃棄したんだよ。

 
 

ちゅうわけで、独ケーニッヒ社、オリバー・ケーニッヒにより、メルセデス・ベンツ w126 SE/SEL(セダン)用のボディキット(エアロ一式)は世界50セットしか作られていないことが判明しますた。

 
 

これは下手すると当時のAMGよりも数が少ないと言えるかもしれません。しかしですね・・このケーニッヒ・・

 
 

希少ってだけで価値は高くない

 
 
当時のAMGはぐんぐん値が上がってますけど、ケーニッヒは弱い。でもそれは現代までの話であって、未来は分かりません。特にSELの本物ボディキットが世界50台しかないと分かれば、何かの拍子で再注目された際、劇的に評価が上がる可能性もなくはないです。いや、やっぱりないかなー・・

 
 

今でも作れるSEC(クーペ)

SELセダンと違いSEC(クーペ)は今でも注文すれば新品制作が可能です。よって流通量は未知数。

また、当時のケーニッヒベンツはSELセダンよりもSECクーペのほうが多かったので、希少性という意味では、SELセダンのほうが圧倒的に高いでしょう。

 

しかしエンジンからモーターへと舵を切る現代でも、w126 SECクーペであれば、日本が最強の経済を誇っていた当時を新品パーツで再現できるのも魅力です。よって、ボクは長期計画として状態の良い560SECを探して、ゼロからケーニッヒに仕立て上げてみようと思います。乞うご期待。